8-2.life

AI と 人格

date26. 04. 23 Thu
authorMJ
series
社内向けに Muz1c Letter というサービス(bot) を作った。
以下の画像のようなメッセージが定期的に投稿される。
image
Z1では毎月 spotify から気に入った楽曲を1個ずつを収集する活動をしていて、なんかいいカルチャーだなと思いつつデータを有効活用できてないことに対して打開策としての試み。
仕組みとしては Notion から取ってきた情報を LLM に食わして Slack に定期的に通知する。
通知内容は 写真の通り 楽曲の背景をラジオDJ 風に出すという感じだ。
内容としては何を今更感はある、がやはりあるとないとの次元には隔たりがあるわけで、知らない何かを触れる機会をオートメーションでサイクルを回し続けるのは今年の目標でもある "バナンザタイムでぶち壊せ" の本懐である。
制作のコアなところは AI に目的を 30min ぐらいで解説して、技術スタックと環境変数を用意すればあらかた出来上がる。Vercel に環境変数を投入するところが怠いなと思ってしまうが、料理と同じで下ごしらえが重要だ。
そしてもっと重要なのが 文章のテイストだ。
ラジオDJ風としても、なかなか味のある感じにならない。
特に音声ではなく文章なので如実に無理してる感が出たりする。
"若々しいアゲアゲな女性DJ" と指定したら、 "マヂぶち上げてこ!ノリノリだよ!" みたいな文章が散乱する。
ぶち殺したろうか。おじさん臭がなぜ出るのかも問題だが、中身がない文章が続きそれを読むのがキツい。
としたところで、"文章のテイストに何か個性を出す時に、キャラクターの外見やシンボル自体で文章を構成してはいけない" というのが朧げに理解できた。
"若い"とか"女性"とか、ペルソナの強度として実はあんまり強くないものを指定すると LLM が察する中央値が出てくる。これがまぁ面白くないわけである。
結局インスタントなソリューションは、ゲームやアニメのキャラクターなどを指定することであった。
加えて細やかな指定も必要であるが、それだけで文章自体が意思を持って生き生きとしていくる。
巨人の方に乗るというか、先人たちが積み上げてきた世界観を引っ張るしかないのである。少し罪悪感はある。
小説ではなくトーキーとしての文章を要する場合にはテクニックとして覚えておく。
結局 AI の制作を通しても我々が普段クライアントさまから支持をいただく、〇〇っぽくしてくれに立ち戻るのが少し皮肉というか。考えてしまった。
実際にラジオを聞いても明らかにLiLiCoを意識したりとかしてる人はいるわけで、大小あれど創作をする上でリスペクトを持って模倣するというのは当然ではある。
とはいえ AI を利用しておいて、リスペクトって矛盾してるんちゃう?みたいな気持ちになったりする。ジレンマ。
モヤモヤする部分は置いておいて、ピュアに思ったところとして。
自分たちが目指すところをチューニングするところは、AI だろうが 実制作だろうが変わらないのだ。
これは圧倒的な事実。
実際初期バージョンのセリフの100倍読めるアウトプットが出ている。
これが現代エンジニアリングにおけるデザイン作業であり、根本は変わらないということである。
より多くのコンテンツを吸収し、言語に落とすことができないと一生目指すとこに近づけないという本質は変わらない。
いい話だなぁ。